その16 コンテ ～魅惑の熟成～ [チーズ cheese!]
最近、衝撃的！な出会いを果たしたコンテチーズです。ハードタイプで、日持ちもいいし、よくあるチーズ、なんてちょっとタカをくくっていたところに、強烈なブローをくらった感じでした。右写真の緑色のベルのマークのチーズは、ほんと大抵の場所で見かける物だったので、、、という言い訳は無しにして、改めて、敬意の念を表して今回の紹介にいたりました。
ちょっと修正ぐあいが上手くなくてお見苦しいのですが、最近、4年もの熟成のコンテチーズ（上左）を食べさせていただく機会にあずかり、それは、もう、今までの私のチーズへの思いを覆す勢いぐらいの衝撃でした。とっても明るいナッツ系の香りたっぷりで、噛めばかむほどミルクの香りと甘みが増して、強くはないのに、ついつい白ワインがすすんでしまいました。
後日談で、コンテの好みはヒトによって分かれるのですが、若い熟成期間（６～８ヶ月）からはじまり、18ヶ月くらいまでのものが、よく市場の出回っているもの。こちらのヒトの好みでは、若く身がしっとりしたもので香りを多く楽しめるタイプ、ということで若めのものが多いのだとか。そんな中、気になりだした私は、出回ってるいろんな熟成度合いのものを挑戦！ということに。
さすがに、4年ものの入手は出来ませんでしたが、中左から順に3年、中右2年、下左18ヶ月をゲットしてきました。中心の色や、外皮の部分のいろが、熟成度合いによって変わっていくおもしろい比較になりました。お味のほうは、というと、確かに、好みの分かれるところ、といった判定と。というのも、チーズそのものが、最初にとれた牛乳の味の個性で出来上がりが左右されるそうで、しかも、熟成させても、すべてが必ず美味しくなる、とは限らないものなのだそうです。
という知識があって、というわけではなく、そもそも、コンテチーズで感じる苦味というかエグミは何処からくるのだろう？という質問の答えに、その牛の食べる草の具合や体調によって、というお返事をいただいたからで、その苦味が苦手だった私は、今回の4年熟成のコンテとの出会いはとても衝撃的でした。
と、最後に、ちょっと苦味が、、、という方に、なんて大層ですが、この苦味、加熱すると感じにくくなるので、パンの上にのっけて焼いちゃったりなんてすると、至福ののびのびチーズトーストになっちゃいます！バケットならなお更、パンのカリカリ具合とチーズののびのびで、もう、私の大好物！なのです。（右下）沢山食べられなくて、日持ちが気になる方でも、このコンテなら、そんなに慎重にならなくても大丈夫なのでお勧めです。
コンテの熟成したものって食べたことがないので興味津々です。牛の食べる草や体調が味わいにも影響してるなんてー。バゲットトーストがとっても美味しそうですね。チーズもバゲットもいつもちょこっと余っちゃうので、チーズトーストにするといいですね！
by macaron (2006-03-27 22:00)
お昼寝ねこさんの言葉遣いからコンテチーズへの敬意がとてもよく伝わってきました^^
4年もの!?! ナッツ系の香りでミルクの甘味…、美味しそう!!
3年、2年、18ヶ月の比較、とってもわかりやすいです！
私は4ヶ月ものくらいしか食べたことがないのですが、コンテはカルシウムも多いらしいし
サラダやサンドウィッチやオーブン料理などいろんなものに使えて便利なので
他に気になるチーズがないときはだいたいコンテを買っちゃいます。
でもあの味の微妙な違いは牛の食べる草の具合や体調によるものだったんですね。
今度コンテを食べるときには、牛さんが草を食べてる様子に思いを馳せそうです。
by (2006-04-02 22:46)